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案 内

《シーラカンス》スノリア飾り皿・星襄一《(蝶)》スノリア飾り絵・
《雪の子》スノリア飾り皿 1960年代

没後40年 星襄一 もうひとつの挑戦

十日町発 “スノリア” 工芸の行方

2019年 6月 7日(金)~ 7月28日(日)

1958(昭和33)年、木版画家としてのスタート間もない星襄一(1913-79)は、今でいうコラボレーションの形で製品開発に携わります。それは同年創業の十日町合成工業㈱が開発・制作した合成樹脂製の工芸品で、のちに雪国十日町市を象徴する雪(スノー)と素材の尿素系樹脂(ユリア)を融合して「スノリア」と名付けられました。プラスチックといえば漆器・陶器の代用品としか考えられていなかった時代に、樹脂の特性を活かして芸術性の高い工芸品を作れないかと、デザイン指導に招かれたのが星でした。星は年若い現場スタッフと共に深夜まで試行錯誤を繰り返し、一つひとつ出来上がる製品に一喜一憂したといいます。
翌年の第5回プラスチック文化展で盛器と壁飾りが中小企業庁長官賞、朝日新聞社賞を受賞するなど製品は驚きをもって迎えられ、以降も多くの賞を受賞しています。それまでのプラスチック製品にはなかった重厚感に加え、手作業による加飾技法でそれぞれ異なった表情を持ち、まさに一点ものの作品として製作されていたのです。特に飾り皿や飾り絵は花鳥、童など愛らしいモチーフで人気を博し、東京のデパートなどでも扱われました。のちには花器、ライター、アクセサリー等さまざまな製品が作られ“十日町にスノリアのない家はない”とまで言われましたが、1968(昭和43)年の十日町合成工業㈱閉業を機に、徐々にその姿を消していきました。
わずか10年間だけ雪国十日町に花開いたスノリア工芸は、星の版画制作にも少なからず影響を与えています。50年の歳月を経て現在では貴重な品となりつつあるスノリア60点と、初期から晩年までの星版画40点を併せて展覧いたします。
会  期 2019年 6月7日(金)~7月28日(日)
開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日 火曜日
入 館 料 一般500円、小・中学生200円

ギャラリートーク

工芸品「スノリア」製品誕生

*** 終了しました ***


6月15日、古川久さんのギャラリートークを開催いたしました。星襄一との出会いから「スノリア」が生まれ、星のアイディアを具現化する技術者としての古川さんが分かち合われたご苦労そして喜びを語っていただきました。それぞれの作品に合う質感を出すために、異なる手法を開発していく姿勢は星の版画制作に通じるものがありました。
古川さん、ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。

日 時  2019年 6月15日(土) 14時~
 *** 終了しました ***
講 師  古川久さん
(元新潟市議会議員、元十日町合成工業㈱社員)
会 場  星と森の詩美術館 展示室
 ※入館料が必要です
問合せ  星と森の詩美術館
 ☎025-752-7202 Fax.025-752-7203