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案 内

星襄一 《梢(星)》1976 木版画

生誕110年 木版画家 星襄一 展Ⅱ

―― 夜をめぐる ――

 

2023年 8月4日(金)~ 10月1日(日)


星襄一(旧 小出町出身:1913-79)の木版画「星座」シリーズと「樹」シリーズの作品で、夜の情景を展示室にうつし出します。
星々が手を取り合うように繋がり、時にはブランコで遊んでいるような独特な表現は星の遊び心がうかがわれ、童心にかえるようにわくわくした心持ちになります。また、星々が舞うような銀河の表現には、星空に吸い込まれるような気持ちになることでしょう。
今展では作品約50点を通して、木々のはざまを通り抜け、星々を行き交い、夜をめぐる旅に出かけます。


星襄一 《星座№42》1967 木版画[個人蔵]

小展示室では、館所蔵の日本刀から古刀約10口を展覧いたします。

《 生誕110年 木版画家 星襄一 展Ⅱ ― 夜をめぐる ― 》DM

会  期  2023年8月4日[金]~10月1日[日]
開館時間  9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日  火曜日
入 館 料  一般500円、小・中学生200円
 ※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引

木村繁之 《夜》2013 木版画

木村繁之 木版画展

―― 円周のほとり ――

 

2023年 10月6日(金)~ 11月30日(木)


木村繁之は、画廊での個展を中心に約40年にわたり作品発表を続けています。制作は木版画、銅版画、陶立体、木彫、水彩画など多岐にわたります。平面・立体に関わらず制作にあたってはテーマを設けることはせずに、描きたいモチーフをスケッチし、その中からかたちを選び、作りながら色や最終的なかたちを見極めていくのだといいます。多くのモチーフは人や動物、植物と認識できるほどのかたちで表されます。説明し過ぎることを嫌い、最小限のかたちで構成される作品は詩句のようでもあります。

   
  木村繁之 《忘れた言葉》1990 木版画    《遊子の庭》1997 木版画

木版画では、学生時代から線描を活かした「木版画らしくない木版」を制作していましたが、次第に窮屈さを感じるようになったといいます。そこから木版画の特性と魅力を見直し、「色」と向き合い、自分の色をどれだけ引き出せるのか、と色面の表現に移行していきました。水性木版によって形作られる透過する色の重なりは画面に奥行きを創り出し、後年には重ねられる色のかたちが不明瞭に入り組み、やがて紙自身が光を放つかのような表現になっていきます。

木村繁之 《香色》2003 木版画
木村は色を混色して使用することはせず、一色ずつ紙を染め重ねていくのだといいます。そうすることで色彩は透明感を失うことなく、豊潤な味わいを持つ独特の色面となり、水彩木版画の奥深さへと導いてくれるのです。
今展は作家と個人コレクターにご協力いただき、1980年代からの木版画作品約60点と、今年制作された木彫を含む立体作品もあわせて展覧いたします。散りばめられたかたちを、水性木版の美しい色彩で構成する木村繁之の世界、ぜひお楽しみください。

   
  木村繁之 《巡礼者たち》2007 木版画   《眠りの縁》2013 木版画

 【 木村繁之さん ギャラリートーク&木版画摺り体験 】

  [日時] 10月7日[土] 14:00~  [場所] 星と森の詩美術館 展示室

 実際の版木を使って、水性木版の摺りが体験できます!
 どなたでもお気軽にご参加ください。       ※入館料が必要です。

会  期  2023年10月6日[金]~11月30日[木]
開館時間  9:30~17:00(入館は16:30まで)
休 館 日  火曜日
入 館 料  一般500円、小・中学生200円
 ※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引

 【 木村繁之さん ギャラリートーク&木版画摺り体験 】

  [日時] 10月7日[土] 14:00~  [場所] 星と森の詩美術館 展示室

 実際の版木を使って、水性木版の摺りが体験できます!
 どなたでもお気軽にご参加ください。       ※入館料が必要です。