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平野壮弦《樹精 -Tree Spirit-》2021 墨、画仙紙

開館25周年

平野壮弦 書芸展 ー 書芸家への軌跡 ー

2021年 8月 6日(金)~ 9月 26日(日)

「書芸家とは、芸術としての書を志す者、すなわち『書芸術を通して宇宙の真理を探り表す者』の意である。」(『故郷~魂のふるさとへの回帰 書芸家 壮弦ものがたり』より)
こう語る平野壮弦(1961-)は、30歳で既存の書壇を離れ、書芸家を志しました。10代から20代にかけて様々な師の恩恵を受け、また多くの先達との繋がりの積み重ねが、自身の進むべき方向への後押しとなったようです。
活動の場を東京にも広げ、広告デザインの分野をはじめ講演やアートパフォーマンス、なかでも和紙ドレスへの揮毫や着物生地への染め書きなど、書芸の可能性と人々を繋げる活動にも力を注ぎました。そして、世界的な書芸家として踏み出すきっかけとなったのが、2002年開催日韓ワールドカップの公式エンブレム並びに公式ポスターの筆書バージョンを手掛けたことであり、その後のグローバルな活躍に続いています。
現在でも、新潟県内を中心に中学校での講演、書芸パフォーマンスやワークショップも積極的に行い、書に親しみ楽しむ活動を世界中に発信し、さらなる繋がりを拡げています。
「書芸の本質は生きた線にあり、伝統に学びつつも、人マネではない、自分自身の線、カタチ、色をもって、独自の世界を表していくことを最も重視している。」(前掲書より)と語り、文字にこだわることなく、生命力のある線 ― 生(き)の線 ― を表す、格闘の30年の軌跡をぜひご高覧ください。

【 平野壮弦ギャラリートーク開催のご案内 】

 ①8月7日(土)14:00~ ← 終了しました
 ②9月5日(日)10:30~ ← 終了しました
 ※いずれもご予約と入館料が必要です
 ※入場制限のご案内
  平野壮弦ギャラリートーク開催にあたり、当該時間に入場制限を行う場合がございます。混雑緩和のため、ご理解ご協力をお願いいたします。


 [ 予約受付・お問合せ ]
 星と森の詩美術館  電話 025-752-7202
 ※定員になり次第、予約受付を終了いたします
《 平野壮弦 書芸展 》チラシ

 
平野壮弦《大愚》1999 墨、画仙紙     《トラベシア》2010 墨、和紙

【同時開催】 館蔵刀剣展 古作を「写す」


大刀(直刀)《天田昭次作之/平成七年正月吉日》 [国宝《七星剣》写し]
工芸の世界においては古作を写す、いわゆる写し物を作ることは古くから行われています。それは、単にレプリカ(=複製品)を作るということではなく、写すことで時代を超えた先人の技や作風を学び、学んだものを自作に還元して、自身の作域を拡げ、オリジナリティーに奥行を加えていくことに通じます。
現代の刀工もまた古作に学び、技術を、作風を深化させてきました。今展では、隅谷正峯(1921-98)、天田昭次(1927-2013)両人間国宝をはじめとする現代刀工が作った古作の写しと、各刀工の個性が光る作品をあわせて展覧いたします。

会  期  2021年 8月6日(金)~9月26日(日)
開館時間  9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日  火曜日
入 館 料  一般500円、小・中学生200円

《平野壮弦ギャラリートーク》を下記の日時で開催いたします!

 ①8月7日(土)14:00~ ← 終了しました
 ②9月5日(日)10:30~ ← 終了しました
 ※いずれもご予約と入館料が必要です
 ※マスク着用や手指消毒などのご協力をお願いいたします
 ※入場制限のご案内
  平野壮弦ギャラリートーク開催にあたり、当該時間に入場制限を行う場合がございます。混雑緩和のため、ご理解ご協力をお願いいたします。


 [ 予約受付・お問合せ ]
 星と森の詩美術館  電話 025-752-7202
 ※定員になり次第、予約受付を終了いたします

ギャラリートーク開催しました!




8月7日、暑いあつい日《平野壮弦ギャラリートーク》を開催いたしました。
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、今回は人数を制限して、
また時間を区切らせていただいたなかでの開催となりました。
平野さんの思いが詰めこまれた会場、ぜひお楽しみください!!

式場庶謳子《「自分の星」と語る古代のヒト、(2)、(3)》2009 木版画[個人蔵]

追 悼

式場庶謳子 木版画展 ー いのちのうた ー

2021年 10月 1日(金)~ 11月29日(日)

本年7月10日、式場庶謳子先生が旅立たれました。当館は20年程前からご縁をいただき、これまで4度の個展を開催、今回5度目の個展の準備のさなかに届いた突然の訃報でした。いまだ大きな喪失感のなかではありますが、今展を当初の予定通り開催することで、先生への感謝を捧げ、追悼することといたします。

そもそも今展開催のきっかけは、当館未見の作品約50点が新たに発見されたことにあります。これらは式場が体調を崩し教職を辞した翌年、1983年から約10年間の、式場作品を語るには足りなかったミッシングピースともいえる作品群です。
当時、思うように羽ばたけない自身の姿を重ねるかのように「さなぎ」の姿をモチーフに、ストーリー性を持った連作が続きました。…羽化を夢みるさなぎはやがて神さまと出逢い、魔法をかけられて美しい羽根を持つ蝶となる。神さまと蝶とさなぎたちは共に舞い踊る…。
「舞い」は1991年から始まる《舞い人》の連作に繋がります。同シリーズ制作中に式場は、「からだのフォルムにとらわれすぎて、人間のからだの内側にある大切なものを忘れている自分に気付いた。」といいます。「からだの内側から発するものが、からだの部分、首、胴、手足の動きを導き出していくのだ、ということに気付いたのである。」と。では、なぜ人は踊るようになったのか?踊りの起源とは?そう考えた式場は「古代人」へと思いを馳せるようになります。
1993年以降は大作に挑み、等身大で描かれた古代の人々が歌い踊る姿は臨場感を生み出し、圧倒的な存在感で公募展受賞を重ねました。ここに至って、ついに式場は自身が纏っていた殻を破り、自由に羽ばたくことができる翼を得たのです。
今展では《古代の人》シリーズに至るまでを中心に、約70点を展覧いたします。生命のよろこび、かがやきだけでなく時には憤りや哀しみまでも、生涯をかけて「いのちのうた」を謳い続けた式場庶謳子の作品世界を是非ご堪能ください。
《 追悼 式場庶謳子 木版画展 》チラシ


式場庶謳子《さなぎと神さま》1985 木版画

 
式場庶謳子《舞い人⑥ 鳥になりたや空とぶ鳥に》1991 木版画
式場庶謳子《おどる古代のヒト —トリになって》1998 木版画

会  期  2021年 10月 1日(金)~11月29日(月)
開館時間  9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休 館 日  火曜日、11月24日(水)
 ※11月23日(火・祝)は開館
入 館 料  一般500円、小・中学生200円