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鈴木武右衛門《故郷の遠き山の呼び声》1997 花崗閃緑岩・白雲母花崗岩・漆・金箔
酒井良《フキノトウ》1999 花崗岩 写真提供=十日町石彫シンポジウム実行委員会
鈴木武右衛門・酒井良 2人展
十日町石彫プロムナードの作家たち2024
2024年 6月7日(金)~ 7月28日(日)
現在、十日町市街地の通りや街角で目にする多くの石の彫刻作品は、1995~2014年の20年にわたり開催された「十日町石彫シンポジウム」で、制作・設置された作品です。猛暑の夏にも豪雪の冬にも耐え、すっかり街の風景に溶け込み、十日町を特徴づける景観のひとつとなっています。
2014年以来、当館にて開催しているシリーズ展「十日町石彫プロムナードの作家たち」、今回は同級生による2人展といたしました。
鈴木武右衛門(1949-2014)と酒井良(1950-)は大学で出会って以来、ともに石と向き合い、互いに切磋琢磨して制作に励んできました。鈴木の緊張感をはらんで大胆かつ繊細に構成されたフォルムと、石と対話しながら石から湧き上がるイメージを彫り起こす酒井の造形。
鈴木の没後10年となる本年、親友同士初めての2人展となります。それぞれの魅力あふれる作品をぜひお楽しみください。
石彫展ギャラリートークを開催しました
作品についてのご家族ならではのお話や、鈴木さん酒井さんそれぞれの作家としての出発点など、貴重なお話をたっぷりと聞かせていただきました。
遠方からもたくさんの皆さんにお集まりいただきました。ありがとうございました!!
2014年以来、当館にて開催しているシリーズ展「十日町石彫プロムナードの作家たち」、今回は同級生による2人展といたしました。
鈴木武右衛門(1949-2014)と酒井良(1950-)は大学で出会って以来、ともに石と向き合い、互いに切磋琢磨して制作に励んできました。鈴木の緊張感をはらんで大胆かつ繊細に構成されたフォルムと、石と対話しながら石から湧き上がるイメージを彫り起こす酒井の造形。
鈴木の没後10年となる本年、親友同士初めての2人展となります。それぞれの魅力あふれる作品をぜひお楽しみください。
酒井良さんと鈴木武右衛門さんご家族の石彫展ギャラリートーク開催
日時:7月6日[土] 14:00~ 会場:星と森の詩美術館 展示室石彫展ギャラリートークを開催しました
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作品についてのご家族ならではのお話や、鈴木さん酒井さんそれぞれの作家としての出発点など、貴重なお話をたっぷりと聞かせていただきました。
遠方からもたくさんの皆さんにお集まりいただきました。ありがとうございました!!
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【同時開催】
刀匠 天田昭次・收貞 兄弟展
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前列:昭次師(左)、收貞師(右)
写真提供=刀剣伝承館 天田昭次記念館(2001年撮影)
刀匠 天田昭次(あまた・あきつぐ:1927-2013)師は、日本刀の最高峰といわれる鎌倉時代後期の刀剣の地鉄に魅せられ、その煌めきを追い求め生涯をかけて自家製鉄の研究を続けました。
幾多の苦難を共に乗り越えたのが、実弟で弟子でもある收貞(かねさだ:1933-)師であり、遂には昭次師の重要無形文化財「日本刀」技術保持者認定の栄誉へと繋がりました。それは昭次師のたゆまぬ努力もさることながら、收貞師の惜しまぬ協力と支えなくしては、遂げられなかったものかもしれません。
今展では昭次師の作と、作刀数が多くない收貞師の作をそれぞれ展覧いたします。
幾多の苦難を共に乗り越えたのが、実弟で弟子でもある收貞(かねさだ:1933-)師であり、遂には昭次師の重要無形文化財「日本刀」技術保持者認定の栄誉へと繋がりました。それは昭次師のたゆまぬ努力もさることながら、收貞師の惜しまぬ協力と支えなくしては、遂げられなかったものかもしれません。
今展では昭次師の作と、作刀数が多くない收貞師の作をそれぞれ展覧いたします。
《鈴木武右衛門・酒井良 2人展》《刀匠 天田昭次・收貞 兄弟展》チラシ
会 期 | 2024年 6月7日[金]~7月28日[日] |
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開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 | 火曜日 |
入 館 料 | 一般500円、小・中学生200円
※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引 |
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中山正《駿馬舞う(B)》1987 木版画
没後10年 中 山 正 木版画展
2024年 8月2日(金)~ 9月29日(日)
繊細かつ華麗な彩りで独自の幻想世界を創りあげた木版画家 中山正(1927-2014:新潟県南魚沼郡石打村〔現 南魚沼市〕出身)の没後10年の展覧会を開催いたします。
終戦直後の1946年、中山は画家になることを決意して上京します。多摩美術学校〔現 多摩美術大学〕油絵科は2年で中退しましたが、1950年代初頭には木版画制作を始め、その後「日本版画運動協会」(1949年結成)の会員となっています。
中山の版画作品には数点の例外を除き、少女・馬・蝶・花のいずれかのモチーフが入っています。少女と馬についていえば、1960年までは風のなかに立つ姿を実在感をもって描かれていますが、1961年以降は中山の理想とするプロポーションに整えられたうえでポーズを取り、画面のなかで独特の存在感を放つようになります。そこでは少女・馬そのものではなく、中山が創り出した幻想世界を表出するモニュメントとして出現しています。その姿が、イコン(聖画像)に準えられる所以ともいえます。
中山は30代半ばで渡欧した折、ヨーロッパ美術の濃密な歴史に圧倒されるなかで「いったい私は誰なのか、何なのか、と突き上げられる思いで、激しく自己のアイデンティティについて迫られたとき、それを探し究めることこそ、私の生涯の仕事ではないか…と自覚するようになりました」と後述しています。
今回、個人コレクターからご協力をいただき約50点の作品を展覧いたします。中山が生涯にわたりその仕事を貫いたことは、今展をご覧いただければより明確になることでしょう。
終戦直後の1946年、中山は画家になることを決意して上京します。多摩美術学校〔現 多摩美術大学〕油絵科は2年で中退しましたが、1950年代初頭には木版画制作を始め、その後「日本版画運動協会」(1949年結成)の会員となっています。
中山の版画作品には数点の例外を除き、少女・馬・蝶・花のいずれかのモチーフが入っています。少女と馬についていえば、1960年までは風のなかに立つ姿を実在感をもって描かれていますが、1961年以降は中山の理想とするプロポーションに整えられたうえでポーズを取り、画面のなかで独特の存在感を放つようになります。そこでは少女・馬そのものではなく、中山が創り出した幻想世界を表出するモニュメントとして出現しています。その姿が、イコン(聖画像)に準えられる所以ともいえます。
中山は30代半ばで渡欧した折、ヨーロッパ美術の濃密な歴史に圧倒されるなかで「いったい私は誰なのか、何なのか、と突き上げられる思いで、激しく自己のアイデンティティについて迫られたとき、それを探し究めることこそ、私の生涯の仕事ではないか…と自覚するようになりました」と後述しています。
今回、個人コレクターからご協力をいただき約50点の作品を展覧いたします。中山が生涯にわたりその仕事を貫いたことは、今展をご覧いただければより明確になることでしょう。
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中山正《蝶の風》1988 木版画
《没後10年 中山正 木版画展》チラシ
会 期 | 2024年 8月2日[金]~9月29日[日] |
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開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 | 火曜日 |
入 館 料 | 一般500円、小・中学生200円
※障がい者手帳(ミライロID含む)提示で各100円引 |
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酒井良さんと鈴木武右衛門さんご家族の石彫展ギャラリートーク開催
日時:7月6日[土] 14:00~ 会場:星と森の詩美術館 展示室※入館料が必要です
*** 石彫展ギャラリートークは終了しました ***